ボスキャリオンライン2021に参加して感じた違和感【2023年卒】

ボスキャリオンライン2021に参加して感じた違和感【2023年卒】

留学生といえばボスキャリに参加をして、内定をとるというのが主流だと思います。

この記事では、ボストンキャリアフォーラムとは何かについて説明をし、私が実際にボスキャリを通して感じた違和感や不満、学んだことを紹介していきます。

ボストンキャリアフォーラム(ボスキャリ)とは

ボスキャリオンライン2021に参加して感じた違和感【2023年卒】

画像引用元:ボストンキャリアフォーラム公式サイト

ボストンキャリアフォーラム(通称:ボスキャリ)とは、株式会社ディスコが主催する日英バイリンガル向けの大規模な就活イベントです。毎年11月にアメリカのボストンの会場で行われるイベントで、留学中の学生や留学経験者などがボスキャリで内定を目指します。

2021年は、コロナの影響により会場はボストンではなく、オンライン上での開催になりました。最終面接は対面で行う企業が多かったのですが、面接や説明会などの多くはWeb上で行われました。

ボスキャリの参加資格・参加対象者

ボスキャリの参加資格・参加対象者は日英バイリンガルの方で、以下のいずれかの条件を満たす方になります。

  • 日本国外の大学の学士・修士・MBA・博士のいずれかの学位の取得者・取得予定者
  • 交換留学経験者(オンライン留学を含む)
  • 留学予定だったがコロナで行けなくなった、日本の大学の学士以上の学位の取得者
  • 留学経験ありの職務経験者や海外での職務経験者
  • 帰国子女などの長期の海外生活の経験者

ボスキャリの参加企業

ボスキャリの参加企業は、外資系投資銀行・コンサルなどの外資系企業や、総合商社や総合デベロッパー、ITメーカー、金融機関などの日系大手の企業などがあり、参加企業数は毎年約200社ほどになります。いろんな業界を比較してみてみたいという方には、ぴったりのイベントだと思います。

ボストンキャリアフォーラムオンライン2021の参加企業リストは、こちらで確認できるのでぜひご覧ください。

ボスキャリに参加して感じた違和感や不満

先日、私もボストンキャリアフォーラムオンライン2021に参加してきました。

私自身、人生で初めての就活でしたので新鮮な気持ちでボスキャリに取り組めましたし、名だたる大手企業の方と実際にお話しできて貴重な経験ができました。しかし、ボスキャリに参加している中で、自分の心の中で葛藤があったり、ボスキャリや日本の就活に対して違和感や不満を感じました。例えば、以下のような点に違和感や不満を感じました。

  • 服装がみんな同じリクルートスーツ
  • 面接官がESを読んでいない
  • 総合職採用の場合の配属リスク
  • 日系大手企業はなんとなく言ってることが同じ

以下で、詳しく説明していきます。

服装がみんな同じリクルートスーツ

ほとんどの人が真っ黒のリクルートスーツを着て企業の説明会や面接に臨んでいる光景が、自分の個性を失っているような気がして、私にとっては気持ち悪く感じました。また、企業は個性がある人を求めているのに、服装という外見で揃えられてしまって、なんだか矛盾しているなと感じてしまいました。

説明会はZoomで行われたのですが、「服装は自由」と説明会の案内に書かれているのにスーツを着てくる人が多かったりして、スーツを着なければならないという暗黙のルールがあるように感じてしまい、まるで、以下の動画の「就活狂想曲」で見たものと似たような光景が目の前に広がってました。

そんな私は、日本の型にはまりたくなかったので反抗心むき出しで、清潔感のある綺麗めのカラーシャツを着て説明会やOB訪問、面接に参加していました。服装のことで特に言われることはなかったので、とりあえずは良かったです。ただ、金融業界の面接前に、服装は私服でもいいかどうかメールで聞いたところ、スーツを着て欲しいと言われたので、固い業界は日本特有の考えが染まっている部分が強いのかなと感じます。

面接官がESを読んでいない

ボスキャリの面接を通して、受験者のESを事前に読んでいない面接官がいたのはショックでした。

ESを評価する人と、面接官は違う人である企業さんもいると思うのですが、それでも事前にざっくりでいいのでESに目を通してもらいたかったです。ESに書いたことを話したら「あ〜そうだったんですね!」と言われて、面接官が私のESを読んでないことがわかって、ESの必要性を感じなくなってしまいました。

総合職採用の場合の配属リスク

総合職で企業に採用された場合、営業部を志望していたのに人事部に飛ばされたりする配属リスクがあることを、企業の人と話していく中で知りました。

もし自分に明確な目標があって、それを伝えていたのにも関わらず、やりたくない部門で仕事をさせられるのは嫌だし苦しいだろうなと感じます。

日系大手企業はなんとなく言ってることが同じ

ボスキャリで見た日系大手企業の多くは、海外大生に対して「グローバルで挑戦できる機会が多くある」や「若手から裁量権を持って働ける」という決まり文句を言っていて、日系大手がどこも同じ企業に見えてしまい、会社の魅力があまり心に響きませんでした。

説明会だけで企業を決める人がよくいると思うのですが、僕にはそれが出来ず、やはりOB訪問で会社についてよく聞き、パーソナルな関係を持つことが会社選びには重要だと感じました。

ボスキャリで自分に合う就職・キャリアとは何かを考えさせられた

ボスキャリの面接を通して、自分に合う就職・キャリアとは何かを考えさせられました。本当にこの業界で、企業で働いていけるのか、それで人生楽しいのか、満足できるのかと悩む日々が続いていました。しかし、自分としっかり向き合ったことで、昔から抱いていた夢を再確認できたり、自分の心の奥底に隠れていた大事なものに気づけました。

結論としては、私はオーストラリアの現地企業への就職を第一に考えて就活をすることにしました。オーストラリア就職を視野に入れた理由は、次の通りです。

  • 高校生の時から持ち続けている「国際的な舞台で環境保全に携わる」という夢を実現したい
  • 日本の企業に入社しても海外駐在で好きな国に行けるとは限らないし、日本中心の生活になる可能性がある
  • 死ぬまでに一回オーストラリアで正社員として働きたい気持ちがある
  • 今学んでる環境マネジメント学を存分に生かした仕事に就きたい
  • 自分が一番やりたいことを実現できる会社で働きたい
  • 自分にしかない人生の歩み方をしたい

しかし今後、自分の心境がどう変化するのかはわからないので、日本の本選考も少しだけ視野に入れてみようとは思います。

ボスキャリに参加して良かった!

最初は、ボスキャリで絶対内定を取るぞ!という気持ちでしたが、説明会や面接を受けていく中で自分自身と向き合い、そこでキャリア観が変わって、自分に一番合う進路に気づけたと思っています。

もしボスキャリに参加するか悩んでる方がいたら、とりあえず参加してみることをおすすめします。動き出さないと何も始まらないからです。ボスキャリを通して、自分に合う運命的な企業に出会えるかもしれませんし、私のようにまた別の何か重要なことに気付けるかもしれません。

ぜひ、ボスキャリに参加してみてください!

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