オーストラリアの大学院では、どのくらいの単位数を修了すればいいのか気になる方もいると思います。
この記事では、オーストラリアの大学院のコースの仕組みや、私が実際に進学しているクイーンズランド大学の環境学のマスターコース、1学期あたりの受講数、時間割などについて詳しくご紹介していきます。
オーストラリアの大学院のコースの仕組み
オーストラリアの大学院の修士課程では、コースワークとリサーチコースの2つに分かれています。コースワークとリサーチコースの違いは、以下の通りです。
- コースワーク:日本のように開講されている授業を履修して単位を取得し、修士号を取得するコース
日本から留学する人の多くがコースワークでの進学になります。コースワークでも、コースによっては研究ができる授業も開講されていることがあるので、希望の大学院のコースを確認してみましょう。
- リサーチコース:スーパーバイザーの元で研究を行い、研究論文を提出して修士号を取得するコース
リサーチコースは、入学前に研究概要を作成する必要があり、学歴や職歴などの研究のバッググラウンドが問われることがあるため、コースワークに比べると入学のハードルが高いです。
私は、上記のうちのコースワークに所属しています。
私が進学するクイーンズランド大学の大学院のコース
画像引用元:オーストラリア留学センター<進学版>|クイーンズランド大学の通訳翻訳コースと適性試験
私は、オーストラリアのクイーンズランド大学の大学院「Master of Environmental Management(環境マネジメントのマスター)」に進学しています。以下は、環境マネジメントのマスターコースの紹介動画になります。
環境マネジメントのマスターコースでは、気候変動や大気汚染、鉱業活動における環境負荷、森林伐採などの重要で地球規模の問題に取り組むために必要な分析的・戦略的なスキルを主に学べます。
以下の画像の通り、クイーンズランド大学は「2020年のQS世界大学ランキング」で環境学の分野で国内1位、世界14位をアピールしています。具体的に何を学ぶかによりますが、オーストラリアで環境学を学びたい学生は、教育の質の面を考えてクイーンズランド大学がおすすめです。
画像引用元:クイーンズランド大学のページ| MASTER OF Environmental Management
こちらのページでは、実際にクイーンズランド大学のマスターコースで開講されている授業がすべて載っているので、参考程度にご覧ください。
環境マネジメントのコースの卒業後の進路
クイーンズランド大学の公式サイトで紹介されている、環境マネジメントのマスターコースを修了した後に就ける職業の一部を、以下でご紹介します。
- 国立公園や野生動物の管理員
- 環境観光コンサルタント
- 環境アセスメントとコンプライアンスコンサルタント
- サステナビリティアドヴァイザー
- 自然資源管理者
- 気候変動研究者
- 政策策定者
- 生態学者
- 気象学者
- 採鉱アドヴァイザー
オーストラリアの大学院での1学期あたりの授業の受講数
オーストラリアのクイーンズランド大学の大学院で取得しなければならない単位数は、所属するコースによって異なります。
基本的に、フルタイムの学生は2年間で32単位を修了する必要があります。クイーンズランド大学では2学期制が導入されており、2年間で32単位なので、大学側からは1学期あたり8単位(4科目分)を修めるように推奨されています。また、1.5年で修了できるマスターコースもあり、その場合は1.5年で24単位修了しなければなりません。
日本の大学と比較すると、履修する単位数が少なく驚く方も多いと思いますが、1つあたりの授業の密度が濃く、物足りなさを感じることはないでしょう。
オーストラリアの大学院の1週間のタイムテーブル
私が、実際に1学期目(2021 Semester 1)で履修している授業は、以下の4科目で全部で8単位分です。
- ENVM7001 – Foundations in Environmental Studies
- ENVM7123 – Regulatory Frameworks for Environmental Management & Planning
- ENVM7202 – Conservation Planning & Management
- ENVM7512 – Environmental Problem Solving
以下の画像で、1学期目(2021 Semester 1)で履修している授業を、1週間のタイムテーブルでご紹介します。
私の場合は、受けたい授業を登録したら良いバランスで月〜金にばらけました。授業は日本でオンラインで受講するので、上記の時間よりも1時間早い時間になります。上記の時間割には書かれていませんが、グループアサイメントのミーティングやオンラインセッションなどが入ってきます。
上記の画像で、緑色の枠の中に「LEC」と表記されているのはLecture(講義)で、ピンク色の枠の中に「PRA」と表記されているのはPractical(実技)になります。Lectureは大人数で行う講義で、Practicalは講義で学んだ理論をより実践的に学ぶ実習です(実験などが含まれます)。
2021年2月16日現在、まだ授業が開始されていないので(授業開始は2021年2月22日)、授業が開始されてしばらくしてから授業内容を振り返ってみようと思います。
最後に
ここでは、オーストラリアの大学院のコースの仕組みや、私が実際に進学しているクイーンズランド大学の環境学のマスターコース、1学期あたりの受講数、時間割などについて詳しくご紹介しました。
これから授業を受けていく中で、感じたことや重要なことはこちらのブログでシェアしていく予定です。
オーストラリアの大学院で勉強してみたいという方は、ぜひ参考にしていただけると嬉しいです。
オーストラリアの大学院に留学を検討している方はいませんか? この記事では、オーストラリアの大学院の仕組みからメリット・デメリット、入学に必要な条件、進学にかかる費用を詳しくご紹介していきます。最後に、実際に私が進学しているクイーンズラ[…]
この記事では、オーストラリアの学生ビザの申請方法について簡単に説明しています。 [adcode] オーストラリアの学生ビザの目的 オーストラリアの学生ビザは、オーストラリアの教育機関(語学学校・専門学校・TAFE・大学・大学院など[…]