この記事では、オーストラリアの学生ビザの申請方法について簡単に説明しています。
オーストラリアの学生ビザの目的
オーストラリアの学生ビザは、オーストラリアの教育機関(語学学校・専門学校・TAFE・大学・大学院など)へ3ヶ月以上留学する場合に申請するビザになります。
オーストラリアの学生ビザのルール
オーストラリアの学生ビザには以下のルールが設けられています。
- オーストラリアの法律を守る
- 政府認定校のコースに在籍する
- フルタイムコースを修学する
- コース期間中の出席率を80%以上に保つ
- 留学期間中は海外留学生健康保険(OSHC)に加入する
- 学業成績を平均以上に保つ
- 同じコースを2度以上修学しない
上記のルールに従わない場合はビザが取り消されてしまい、強制帰国になる可能性があるので注意しましょう。
オーストラリアの学生ビザの申請条件
オーストラリアの学生ビザの申請はオンライン(eVisa)で行います。
その申請の際に必要となる条件は以下の通りです。
- 申請時に6歳以上であること
- オーストラリア留学中に生活できる十分な資金があること
- 入学先の教育機関が政府認定校(CRICOS登録校)であること
- 学生ビザのルールを理解していること
- 海外留学生健康保険(OSHC)に加入すること
- 心身ともに健康であること
- 入学手続き後に発行される入学許可書(COE)を所持していること
オーストラリアの学生ビザの申請料金
オーストラリアの学生ビザの申請料金は以下の通りです。
申請場所 | 申請方法 | 支払い方法 | 申請費用 |
日本 | オンライン | クレジットカード | 620ドル |
オーストラリア | オンライン(1度目) | クレジットカード、BPAY | 620ドル |
オーストラリア | オンライン(2度目以降) | クレジットカード、BPAY | 620ドル+700ドル |
VISAカード・Masterカード・JCBカード・ダイナースカード・アメリカンエキスプレスなどのクレジットカードでの支払いになります。
上記の申請費用に加えてクレジットカードの利用手数料が課されます。
オーストラリアの学生ビザの申請で必要なもの
オーストラリアの学生ビザの申請で必要なものは以下の通りです。
項目 | 条件 |
パスポート | 留学期間中有効で、余白ページが1枚以上あるもの |
クレジットカード | 本人名義のものでなくても良い |
ビザ申請用のPC | スマホでも申請できますがPCの利用が推奨されています |
PCのメールアドレス | 携帯メールアドレス以外のPCのメールアドレス |
OSHC(留学生健康保険) | 海外留学生健康保険。入学時に同時に申し込む |
入学許可証番号 | 入学手続き後に発行される入学許可書(COE)に記載されている番号 |
オーストラリアの学生ビザの申請方法
2016年7月1日以降、オーストラリアの学生ビザはオンライン(eVisa)申請のみ可能となりました。
オーストラリアの学生ビザの申請方法は以下の通りです。
ImmiAccountの作成
まず始めに、ImmiAccountのアカウントを作成します。
ImmiAccountとは、オーストラリア移民局のビザに関するオンライン申請システムのことで、観光ビザと移民申請を除く全てのビザ申請時に必要になります。
ImmiAccountを登録することによって、ビザや永住権のオンライン申請や申請内容の確認、申請料金の支払いができるようになります。
オーストラリア移民局のこちらのページから作成します。
移民局のホームページへアクセス
移民局のホームページから学生ビザ(Subclass 500)の申請をします。
オーストラリアの学生ビザの申請時期
オーストラリアの学生ビザは、申請場所により申請できる期間が変わります。
申請場所 | 申請受付 |
日本国内 | コース開始日より、4ヶ月前(124日前)から受付 |
オーストラリア国内 |
コース開始日より、3ヶ月前(93日前)から受付
|
オーストラリアの学生ビザの有効期限
学生ビザは、コース期間中に病気や怪我により一時的に授業が受けられない可能性があることを考え、コース期間+1,2ヶ月ほどの滞在が認められています。
コース期間 | 学生ビザの有効期限 |
10ヶ月以下 | コース期間+コース終了日から1ヶ月間 |
10ヶ月以上 | コース期間+コース終了日から2ヶ月間(コース終了日が11月~12月の場合、翌年3月15日まで有効のビザが発行されます) |
オーストラリアの学生ビザのコロナ対応
2020年7月20日にオーストラリア政府は、学生ビザの発給再開及び新型コロナウイルスの影響を受けた留学生に対するビザの特例措置について発表しました。
現段階では学生ビザの申請は可能なようです。
概要は以下の通りです。
- 豪州国外の全ての場所で学生ビザの発給を再開する。これは国境が開放されたときに、学生が既にビザを取得済みで渡航の準備ができていることを意味する。
- 新型コロナウイルスが原因でビザの有効期間内に学業を修了できない場合、無料で追加の学生ビザ申請ができる。
- 新型コロナウイルスが原因で現在、豪州国外でオンライン学習している学生ビザ保有者は、当該学習期間を、就学後就労ビザ(post-study work visa)要件にカウントすることができる。
- 新型コロナウイルスが原因で豪州に戻れない卒業生は、豪州国外で就学後就労ビザの申請ができる。
- 新型コロナウイルスが原因で英語能力試験へのアクセスができない場合、申請者は試験結果の提出に猶予期間が与えられる。
1人でオーストラリアで学生ビザを申請してみよう!
オーストラリアのビザ申請手続きについてまとめました。
移民局のページからの詳しいビザの申請手順については後日記事にまとめる予定です。