留学先で日本で使ってるスマホをどうしたら良いかわからない人や、どの方法でスマホを用意すれば良いのか知りたい方はいませんか?
この記事では、留学中のスマホ・携帯電話料金を安くする方法を短期留学と長期留学の2つに分けて説明し、海外現地でもLINEアプリはそのまま使用できるのかについて詳しく解説していきます。
留学先で日本のスマホ・携帯電話を使うと高額の国際料金がかかる
海外留学先で、日本のキャリア契約のスマホ・携帯電話を使うと高額の国際料金がかかってしまいます。
海外現地で日本のスマホのデータローミング機能がオンになっていると、日本のキャリア会社が提携する現地のキャリア会社の電波を利用できてしまいます。現地のキャリア会社のモバイルデータ通信を利用すると、日本で契約した料金プランが適用されず、帰国後に高額請求をされてしまいます。
留学中に日本のスマホ・携帯電話を日本に放置するのもNG
海外留学中に日本のキャリア契約のスマホ・携帯電話を日本に放置するのも、月額料金が発生してしまい、お金が無駄になるのでやめましょう。
日本のキャリア会社のスマホ代は定額制なので、スマホ・携帯電話を使わなくても月額料金がかかります。例えば、月額料金が3,000円である場合、2年間の留学で72,000円も無駄な料金がかかってしまいます。
では、一体どうしたら海外留学中にスマホ・携帯電話料金を安くできるのでしょうか?以下で詳しく説明していきます。
留学中のスマホ・携帯電話料金を安く抑える方法
海外留学中のスマホ・携帯電話料金を安く抑える方法を、短期留学(1週間〜3ヶ月)と長期留学(半年〜)の2つに分けて説明していきます。
短期留学の場合(1週間〜3ヶ月)
1週間〜3ヶ月程度の短期留学の場合の、スマホ・携帯電話料金を安くする方法は、次の通りです。
- データ通信をオフにしてフリーWi-Fiのみを使う
- 海外現地でも使えるモバイル・ポケットWi-Fiをレンタルする
- 海外現地で使える料金プラン・契約に切り替える
以下で、詳しくご紹介していきます。
データ通信をオフにしてフリーWi-Fiのみを使う
海外に渡航する前にデータ通信をオフにして、現地でフリーWi-Fiのみを使用するのが一般的です。筆者も、1週間程度の海外旅行や1ヶ月半の語学留学のときには、この方法を利用しました。
語学学校先や交換留学先の大学には、学内でフリーWi-Fiが使用できたり、街中のカフェやレストランなどでもWi-Fiが使えるところが多いので、生き延びることはできます。
iPhoneでデータ通信をオフにする手順
iPhoneでモバイルデータ通信をオフにする手順は、以下の通りです。
- 「設定」>「モバイル通信」>「モバイルデータ通信をタップしてオフにする」
海外現地でも使えるモバイル・ポケットWi-Fiをレンタルする
フリーWi-Fiだけでも生き延びることはできますが、有料のモバイル・ポケットWi-Fiを使えば、以下のようなメリットもあります。
モバイル・ポケットWi-Fiのメリット |
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モバイル・ポケットWi-Fiは渡航前に日本でレンタルしたり、海外現地でレンタルすることもできます。容量制限があるものが多いですが、レンタル料金は日本のキャリア会社の海外用プラン料金よりも安く済むので、節約したい方にはおすすめです。
海外現地で使える料金プラン・契約に切り替える
海外渡航前に、日本のキャリア会社の海外現地で使える料金プラン・契約に切り替えるというのも一つの方法です。日本で使う料金プランよりも少し高くなりますが、簡単に申し込みができるのでおすすめです。
日本の大手キャリアのドコモ・au・SoftBankでは、それぞれ海外用の料金プランがあります。以下で、詳しくご紹介します。※料金はすべて税込表示になります
ドコモの海外料金プラン
画像引用元:ドコモ公式サイト
ドコモには、「パケットパック海外オプション」と「海外パケ・ホーダイ」の2つのプランがあります。それぞれのプランの料金・容量・特徴は、次の通りです。
プラン名 | パケットパック海外オプション | 海外パケ・ホーダイ |
料金 | 1時間:200円 24時間:980円 3日間:2,480円 5日間:3,980円 7日間:5,280円 |
1日間(約24.4MBまで):1,980円 1日間(約24.4MB以上):2,980円 |
容量 | 日本で契約しているパケット定額サービス、料金プランと同量のデータ量を利用する | 無制限 |
特徴 |
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参照:ドコモ公式サイト
auの海外料金プラン
画像引用元:au公式サイト
auには、「世界データ定額プラン」と「海外ダブル定額プラン」の2つのプランがあります。それぞれのプランの料金・容量・特徴は、次の通りです。
プラン名 | 世界データ定額プラン | 海外ダブル定額プラン |
料金 | <事前予約あり> 24時間:490円(早割対象内の地域) 24時間:690円(早割対象外の地域)<事前予約なし> 24時間:980円 |
1日間(約24.4MBまで):1,980円 1日間(約24.4MB以上):2,980円 |
容量 | 日本で契約しているパケット定額サービス、料金プランと同量のデータ量を利用する | 無制限 |
特徴 |
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参照:au公式サイト
SoftBankの海外料金プラン
画像引用元:SoftBank公式サイト
SoftBankには、「アメリカ放題」と「海外パケットし放題」の2つのプランがあります。それぞれのプランの料金・容量・特徴は、次の通りです。
プラン名 | アメリカ放題 | 海外パケットし放題 |
料金 | 無料 | 1日間(約25MBまで):1,980円 1日間(約25MB以上):2,980円 |
容量 | 無制限 | 無制限 |
特徴 |
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長期留学の場合(半年〜)
半年以上の長期留学の場合の、スマホ・携帯電話料金を安く抑える方法は、次の通りです。
- 日本のスマホ・携帯電話を解約する
- 日本のスマホ・携帯電話にキャリア会社の休止サービスを利用
- 海外現地のスマホ・携帯電話を購入
- SIMフリーにして海外現地のSIMカードを挿入
以下で、詳しくご紹介していきます。
日本のスマホ・携帯電話を解約する
渡航前までに日本のスマホ・携帯電話を解約してしまえば、海外現地で費用が一切かかりませんし、気持ち的にもスッキリします。解約しても、出発時や到着時の空港内はフリーWi-Fiが使えますし、端末のSIMロックを解除していれば海外現地のSIMを空港で購入して挿入できるので、連絡が取れないという心配はないと思います。
しかし、解約時に違約金が発生する場合や、電話番号・メールアドレスがなくなってしまうこと、帰国後すぐにスマホを使用できないなどのデメリットがあるので注意が必要です。
日本のスマホ・携帯電話にキャリア会社の休止サービスを利用
スマホ・携帯電話を解約したら電話番号とキャリアメールアドレスは消えてしまいますが、キャリア会社の休止サービスを利用すれば、電話番号とキャリアメールアドレスを保管でき、帰国後に再度使えます。各キャリア会社の休止サービスを、以下でご紹介します。
ドコモのスマホ休止サービス
ドコモのスマホ休止サービスの詳細は、以下の通りです。
ドコモの休止サービス概要 | |
手数料 | 1,100円 |
月額料金 | 電話番号保管:440円 メールアドレス保管:110円 |
初年度費用 | 電話番号とメールアドレス合計で、7,700円 |
保管期間 | 最長3年間 |
手続き方法 | パソコン・スマホ・ドコモ ケータイ・お電話・ドコモショップ |
参照:ドコモ公式サイト|長期間利用されないとき(海外赴任・留学など)の電話番号保管・解除
auのスマホ休止サービス
auのスマホ休止サービスの詳細は、以下の通りです。
auの休止サービス概要 | |
手数料 | 2,200円 |
月額料金 | 409円 |
初年度費用 | 7,108円 |
保管期間 | 最長5年間 |
手続き方法 | auショップ |
SoftBankのスマホ休止サービス
SoftBankのスマホ休止サービスの詳細は、以下の通りです。
SoftBankの休止サービス概要 | |
手数料 | 3,300円 |
月額料金 | 429円 |
初年度費用 | 8,448円 |
保管期間 | 最長5年間 |
手続き方法 | ソフトバンクショップ |
参照:SoftBank公式サイト|電話番号・メールアドレスお預かりサービス
海外現地のスマホ・携帯電話を購入
長期的に滞在する場合は、海外現地でスマホ・携帯電話を購入するのがおすすめです。スマホ・携帯電話を現地調達するメリットとしては、以下の通りです。
スマホ・携帯電話を現地調達するメリット |
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日本で使っていたスマホ・携帯電話は処分せずに、解約するかキャリアの休止制度を利用して、海外現地でWi-Fi専用機として使うのが高い費用もかからないのでおすすめです。
SIMロック解除をして海外現地のSIMカードを挿入
日本で使っているスマホ・携帯電話をSIMロック解除してSIMフリー端末にし、海外現地のSIMカードをそのSIMフリー端末に挿入するのもおすすめの方法です。また、Appleストアで直接購入したiPhoneである場合は、そのまま海外現地でSIMカードを挿入して利用できます。
大手キャリアのSIMロック解除のページのリンクを以下に貼っているのでご確認ください。
大手キャリアのSIMロック解除方法 |
総務省が、2015年5月からSIMロック解除を義務化したので、スマホを購入したキャリアのお店に持っていけばSIMロック解除をしてもらえます。
海外現地でLINEはそのまま使える?
海外現地で購入したSIMカードを挿入しても、LINEアプリはそのまま使用することができます。
しかし、海外現地で購入したスマホでLINEアプリをインストールし、同じアカウントにログインしてしまうと、日本で使っていたスマホのLINEアプリが使えなくなるので注意が必要です。
海外現地で購入したスマホでLINEアプリを使いたい場合は、日本のスマホからアカウント移行をしなければなりません。アカウントを移行したら、トーク履歴は消えてしまうので注意しましょう。
自分に合ったスマホ・携帯電話の使い方で留学を楽しもう!
ここでは、留学中のスマホ・携帯電話料金を安くする方法を短期留学と長期留学の2つに分けて説明し、海外現地でもLINEアプリはそのまま使用できるのかについて詳しく解説しました。
海外現地でスマホ・携帯電話を安く使うには、以下の方法があります。
- データ通信をオフにしてフリーWi-Fiのみを使う
- 海外現地でも使えるモバイル・ポケットWi-Fiをレンタルする
- 海外現地で使える料金プラン・契約に切り替える
- 日本のスマホ・携帯電話を解約する
- 日本のスマホ・携帯電話にキャリアの休止制度を利用
- 海外現地のスマホ・携帯電話を購入
- SIMフリーにして海外現地のSIMカードを挿入
留学期間や留学場所などを考慮して、自分に合ったスマホ・携帯電話の使い方で留学を楽しみましょう!
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